美容師の結婚事情!

今回は、男性美容師にフォーカスして、徹底解説します!

「少子化」や「晩婚化」が社会問題となっている我が国、日本。
青年期の「結婚願望」も、以前と比べると減少しているようです。

しかし、医療の発達による平均寿命の伸びから、
「人生100年時代」という言葉も生まれている最中で、
一生独り身のままで生涯を終えるのも、悲しいものですよね。

そこで今回は、わが社が支援いたしております美容師業界に絡めて、
「美容師×結婚」ということで、男性スタイリスト目線で考察していきたいと思います。

結婚の現状とは?

意外にも未婚率が高い!?

オシャレで、話が面白くて、女性との接点も豊富な美容師という職業は、
さぞかしモテるんだろうなあと思っていませんか?

確かに人間的な魅力は高いため、
モテる職業の一つであることは間違いありません。

しかし、結婚となると話は別。
長い人生を考えた時に、どうしても経済面やワークライフバランスは気になるものです。

美容師は20代前半だと、まだまだアシスタントであることが多く、
拘束時間も長い上に給料も安いため、なかなか結婚には踏み切れません。

20代後半でスタイリストとしてバリバリ働くようになってきた時期に、
結婚を意識しだす方もいるようですが、
美容師業界は独立を目標としている人も多いため、
独立して地に足着いてから結婚に踏み切ろうと考える方がほとんどです。

そのような流れのため、美容師の晩婚化が進み、
結婚のきっかけを逃してしまった人の場合は、
独身貴族の道を歩む人も少なくないようです。

結婚相手で多いのは

拘束時間が長く、プライベートな時間が少ない美容師では、
結婚相手として、美容師同士かお客さんのパターンが圧倒的に多いようです。

美容師同士に関しては、
お互いの仕事に対しての理解も早いだけでなく休みも合わせやすいため、
頷ける組み合わせだということは、言うまでもありません。

お客さんに関しては、
「お客さんとの恋愛禁止」を定めている美容室も少なくないため、
意外な結果ではありますね。

言わずもがな、美容師はお客さんの髪に触れます。

その、「大切な身体の一部である髪に触れる行為」自体が、
女性としても、心を許しやすい要因の一つであるのではないでしょうか。

美容師と結婚するメリット

外見がおしゃれ

美容師はファンビジネスです。

いくら腕の良いスタイリストだとしても、
清潔感のない方や服装のセンスのない方には、
担当してもらいたいとは思いません。

多くのファンを獲得し、多くの指名を受けるために、
元々あまりファッションに興味を持っていない美容師だったとしても、
自身の外見に気を遣う努力をしているのが美容師という職業です。

特に男性の場合、歳を取るにつれて外見に無頓着になって行く傾向にあるため、
同年代の他の男性と比較して、特に美容師はオシャレと思われます。

女性にとって、隣を一緒に歩いていても恥ずかしくないと思えるのは、
理想の夫婦像のひとつと言えるでしょう。

美容に関するアドバイスがもらえる

自身の外見に気を遣えるのであれば、
パートナーの美容にもアドバイスをすることが出来るでしょう。

特にヘアスタイルに関しては、
仕事上沢山のスタイルも見てきておりますし、
おしゃれに関しての流行のキャッチアップを常に行っておりますので、
とても参考にできるアドバイスを貰うことが出来るでしょう。

家族の美容代がかからない

アドバイスが貰えるだけでなく、無料で施術も受けることが出来ます。
また、お店で注文しづらいことも配偶者であれば伝えやすく、
自分の理想通りの髪型により近づけることが出来るでしょう。

また結婚式などに出席するときにも、髪を整えてもらえるため、
ヘアセット代をかけることなく、綺麗なセットに仕上げることが出来ます。

良質なシャンプー・トリートメントなどを安く手に入れられる

美容院でしか売っていないシャンプーやトリートメントを、
原価に近い価格でゲットできる可能性があります。

プロの目で厳選した製品を毎日使うことで、
髪や頭皮の状態を、常に良好に保つことが出来るでしょう。

美容師が結婚する上での障壁

休日が合わない

美容師を結婚相手として敬遠する主な理由のひとつです。

基本的に美容師は平日休みとなるため、
パートナーが土日休みの場合は、予定がなかなか合わせられません。

看護師さんやアパレルの店員さん等、シフト制の方であれば、
夫婦の予定は合わせやすいかもしれませんが、
子供の学校のスケジュールを考えるとほとんど合わないため、
家族全員で休みに出かけたり、遊んだりすることが出来ないと、
子供にも不満を溜めさせてしまう要因となってしまいます。

長時間労働

お店によって多少の違いはありますが、一般的なサラリーマンと比較して、
美容師という仕事は、長時間労働です。

閉店後も掃除や片付け、カットの練習などで居残っているため、
プライベートの時間が取りづらく、恋愛をする時間がないという方も多いかと思います。

また、拘束時間の長さから、結婚後も家事・育児への協力が困難であり、
家事・育児への協力を求める女性にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。

給料が安い

一般的な社会人と比較したとき、美容師の平均年収は低い水準となります。

基本給自体も安いのですが、長時間労働の割に残業代がほとんど出ないため、
美容師との結婚を考えたときに、経済事情が邪魔をすることもあるようです。

美容室のオーナーになり、経営を軌道に乗せることができれば話は別ですが、
美容師とは別の能力も必要な上に、財政的なリスクも大きいため、
誰もが気軽に踏み出すことは出来ない手段だと思います。

障壁を打ち破るために

〜委託美容師という働き方〜

ここまで読んでいただいて、
「結婚するために、給料を上げたい!」
「自由な時間を得て、家庭との両立ができるようにしたい!」
「でも、リスクは最小限に抑えたい…。」
という想いをお持ちのそこのあなた。

そんなあなたには、『委託美容師』という働き方をオススメします。

委託美容師とは?

委託美容師は、通常の雇用契約とは異なり、
サロンとスタイリストとの間に業務委託契約を締結し、
そのサロンで施術を行います。

雇用契約ではないため基本給はなく完全歩合制となりますが、
雇用契約の時よりも還元率(指名客の場合は一般的に40〜60%程度)が上がるため、
「収入面のアップ」を期待することが出来ます。

また、「時間の融通が利く」ことも大きいメリットの一つです。

業務委託契約では、勤務時間・休日をサロンの営業時間内で自由に決めることが出来るため、
配偶者とのライフスタイルに合わせやすいだけでなく、
子供の学校行事への参加も、比較的容易に調整することが出来ます。

美容師の結婚を考えた時に、
「委託美容師」はとてもメリットのある働き方であると言えます。

面貸しとの違いは?

「委託美容師」と混同されがちなのが、「面貸し」と呼ばれるシステムです。
こちらも「業務委託契約」であることに変わりは無いのですが、働き方には明白な違いがあります。

①集客について

「面貸し」は、美容室のセット面を借りて、施術を行うシステムです。
一般企業における「間借り」をイメージしてもらえればわかりやすいのでは無いでしょうか。
そのため「面貸し」は、集客を全て自分が担います。

一方、「委託美容師」ですが、集客はほとんど美容師側が行うため、
自分の指名客がまだ少ない状況でも、新規やフリーのお客様を担当することが出来ます。
そのため「委託美容師」であれば、全く稼げないというリスクを回避することができます。

②料金の設定方法

「面貸し」は、施術料金を自分で自由に設定できるのに対し、
「委託美容師」は、務めるサロンの料金設定が反映されます。

そのため、委託美容師としてサロンを選ぶひとつの指標として、
「サロンの料金設定」もチェックしておくようにしましょう。

まとめ

本日は、「美容師×結婚」と題しまして、現状やメリット等をご説明させていただきました。

上記のように美容師は、結婚に対し、メリットもあれば障壁も存在します。

しかし、昨今の労働環境全体を見渡した時、
フリーランス(個人事業主)という働き方の認知が、業界を問わず広まって来ており、
そちらを後押しするようなサービスや政策なども、次々に打ち出されていることを鑑みると、
手に職のついている美容師にとって、今、間違いなく追い風が吹いて来ています。

施術スキルを上げ、SNS広告の運用スキルを学習し、
一人ひとりのお客様に愛を持って接することを続けていれば、
ふと振り返った時、きっとあなたを支援してくれるファンがそこに居るでしょう。

そのファンを増やし、関係性を大事にしていれば、
待遇面も、時間の自由度も今よりは遥かに改善されると信じております。

美容師の皆様のお仕事だけでなく、人生全てが豊かなものになりますよう、
弊社も「Lisalo」を介して、お手伝いして参ります。

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